カミキリムシ

カミキリムシ【今季の対策と対処】幼虫退治

こちらのページでは、アトリエでのカミキリムシ対策と、幼虫による被害への対処をまとめています。

<strong>2024</strong>
2024

幼虫による被害データ収集のため、目視による処置を優先しています。

飛来して来るカミキリムシ

芝生に水を撒いてから仕事に出かけようと裏庭に回り、ふと見上げたつるバラの枝に、戯れる2匹のカミキリムシを発見!

つるアイスバーグ 6/27

仕事先では見かけていましたが、アトリエでは今季初の遭遇になります。写真(記録)を優先したため対処が遅れ、1匹は取り逃がしてしまったかも知れません・・。

株元に居るカミキリムシ 6/29


枝の上部に居たカミキリムシの発見から、意識を高めた見回りに切り替えて数日。目撃した隣のバラの株元にとまっているカミキリムシを発見!

先日逃したかもしれない1匹か、新たに飛来してきたカミキリムシなのかは分かりませんが、株の前方から裏に回り込んだところで押さえています。

例年よりも多くの成虫を目撃しているので、幼虫による被害も少なくはないかも知れません。

マダムイサークペレール 7/5

手入れのし辛いフロントガーデンの花壇に入り、マダムイサークペレールの株周りの清掃を開始。

株の手前から落ち葉を取り除き、裏へ手をまわしたところ、潜んでいたカミキリムシを発見!

葉や枝の裏で触覚を動かし、こちらを探っている状況だと思いますが、触覚が目にとまり発見につながるケースは多いです。

ここで幼虫が発生した場合には、かなり難しい対処になると思います・・。

裏庭のつるバラ 7/19

分岐する枝から株元へ降りていたところ、気配を感じたのか引き返し、こちらを確認している様子になります。

すでに産卵されてしまった後かも知れませんが、被害の広がりを抑えるため、とり逃さないように対処しています。

初見でとり逃がしてしまったかもしれない1匹を除き、写真に収めているカミキリムシは確実に退治しています。

カミキリムシ幼虫による木屑

カミキリムシ(成虫)を目撃していた、つるバラ(7/9)の株元から、幼虫による食害痕(木屑)を発見!

このまま駆除しても良いのですが、昨年から準備しておいた「樹皮から浸透させる殺虫剤(乳剤)」があるので、こちらをつかい対処して見ようと思います。

薬散による幼虫への対処 7/17

木屑を取り除き、200培ほどに希釈した殺虫剤を株周りにしっかりと散布し、しばらく様子を伺います。

殺虫剤はバラへの効果がうたわれたものではなく、浸透性が高くカミキリムシによる初期被害(ブドウなど)に効果があるとされる薬です。

薬散による幼虫への対処 7/19

薬散から2日後、株元からは再び木屑が出ていました。樹皮の上からは効果が届かなかったようなので、木屑から居場所を特定し直接散布により幼虫(#1)の駆除を行いました。

1齢幼虫によるスタンダードな被害でしたが、痕跡を追った感じでは一度の処置で効かせるのは難しいように感じました。

今回のケースでも散布(または塗布)を複数回試みることで、薬を効かせることの出来るタイミングが訪れていた可能性はありますが、幼虫による被害はスタンダードではないケースの方が多く、仕事では出来るだけ確実で手早く結果を出したいので「木屑から居場所を特定し駆除へつなげる」手に馴染んだ手法へ戻します。

カミキリムシによるバラへの食害にはさまざまなケースがあるので、手法それぞれで効果を出しやすい被害の状態や処置のタイミングがあります。

フロントガーデンのバラ

フロントガーデンのつるバラに、カミキリムシ(成虫)が飛来して来ている様子が伺える食害痕が目に付きました。

ちなみに昨季のアトリエでは、枝先の食害痕をほとんど見かけることがなく、35匹を超える幼虫が発生しています。

幼虫による株元の木屑

食害痕が目に付いた隣のバラの株元(根元)に幼虫が排出した木屑を発見!

※ガーデンモスなどを用いて株周りにマルチングを施している場合には、モスよりも下に産卵されてしまうケースがあり、幼虫が発生した場合の排出痕(木屑)が目に付かず発見が遅れてしまうことがあります。

つるアイスバーグ 7/28

木屑から排出口を突き止め、居場所を特定し幼虫(#2)の駆除に成功。

幼虫はまだまだ小さく(3×8mmほど)バラの大きさ(成長具合)からみれば、気になるほどの被害には至らず、早期発見から駆除へつなげられました。

写真では大きく見えるかも知れませんが、実際のサイズはこのくらいです。

幼虫はさらに小さい場合もあり、葉に乗せるところで無くしてしまったり、強い風に飛ばされてしまったり、アリに運ばれてしまったりと記録に残せなかったケースがあります。

ヒルズガーデンのバラ

中庭(ヒルズガーデン)風景の主軸となる「モーゼラ」の株元から幼虫による木屑(排出痕)を発見!

やや対処し辛い場所なので腰を据えて取り組みます。

モーゼラ 7/28

木屑から居場所を特定に幼虫(#3)の駆除に成功。

狭くて暗く対処し辛い場所でしたが、思いのほかスムーズに駆除することが出来ました。

フロントガーデンの被害(#1)と同じ固体によるものとした場合、ヒルズガーデン(#3)まではそれなりに離れているので飛翔による移動だと思われます。

となると、間に植わっているバラを経由している可能性があるので、気にしておいた方が良さそうですね。

カミキリムシ幼虫への対処

》カミキリムシへの対策と対処のレポートは、このページに追加して行きます。

アトリエでは、発生したカミキリムシの幼虫による食害(被害)がゼロになるまで取り組みます。