バラの季節がおわり、5月の下旬から「花後の手入れ」にまわっています。
カミキリムシ 成虫の発生時季に入っています。
つるアイスバーグと木製フェンス
エントランスにつながるウッドフェンスには、つるのアイスバーグを誘引しています。
こちらは道路に面しているため、花弁を飛散させてしまわないようシーズン終盤ごろから気を配り、花がらの割合が増えて来たところの雨予報に合わせ、庭のバラよりひと足先にシーズンを切り上げています。
フェンスへの誘引作業
枝の誘引を終えた冬作業後の様子から、見込んでいた程の底上げは感じられませんでしたが、調子を崩すこともなく、まずまず花を楽しめたシーズンだったと思います。
フィリスバイド
アイスバーグを誘引しているフェンス裏側のスペースには、アイアンゲート設置しステップストーンを並べ、昨季からバラの空間として取り入れています。
オレンジからホワイトに近いグラデーションを楽しめるフィリスバイド(ランブラーローズ)日照の良い位置に枝を取り回せば、エントランスからフェンスに掛けて1本で風景をつくることも出来る品種です。
フェンスが高いためは外からもほとんど見えないのですが、日照条件の良いアーチ上部では綺麗な花を咲かせています。
ランブラーローズで彩るゲート
フェンスに広げた「つるアイスバーグ」の良い時季からやや遅れ「つるボニー」が満開を迎えます。
こちらのボニーもフィリスバイと同様に、1本でエントランス周りの風景をカバー出来るほどに広げられる品種なので、コンパクトに抑えている分の反発と日照条件の良さもあり、冬の誘引作業後から開花前には脚立を持ち出し、しっかりとした手入れ(剪定と誘引による調整)を一度は行い、形を整えながらシーズンを迎えています。
つるバラ(ボニー)花後の剪定
花色が抜け房のボリュームが増し、花弁が落ち始めたところを剪定時期としています。数日遅れると触るだけで崩れます。絶妙なタイミングで剪定を終えることが出来ました。
満開前のバラもありますが、道路面の作業を終えたところで、空間として楽しむバラのシーズンを終了としています。ここからは週末のみの作業になるのでペースを落として、花がら剪定を6月中旬、株周りの清掃と追肥(お礼肥)を7月上旬ごろで終えられれば良しと考えています。
ヒルズガーデン(中庭)
バックガーデン(裏庭)
工房と窓辺のバラ
小さな家と安曇野バラ
庭で咲いてくれるバラの中で、最後に満開を迎える「安曇野」の花がらを切り終え、花後の剪定作業が完遂しました。
成長期に入り樹勢の強いバラは、半月もあればかなり枝を伸ばすので、通行の妨げになる場所や景観を乱してしまうような場所は、そのつど調性をするようにしています。
- アトリエの庭では、バラに対する認識不足から無理な設定を組んでしまった場所がいくつかあります。バラが成長するにつれ手入れの難易度が増して行き、仕事先では手こずるケースが減りました。