アトリエバラの季節管理

花がら剪定に施肥【バラの管理・花後の手入れ】アトリエの庭より

アトリエの庭では、春から冬の作業までシーズンを通してバラと向き合い、より心地よいと感じる場所づくりを考えます。

<strong>Season 2025</strong>
Season 2025

花後の手入れでは、花がら剪定に枝の調整、庭の清掃に株への追肥(お礼肥)が主な取り組みとなり、発生が予想されるカミキリムシ幼虫への対処に備えます。

花がら切と枝の調整

花弁が小さい分で飛散すると清掃が大変な、エントランスゲートのランブラーローズ。

花持ちが良く、ピンクだった花色が白く変わり、しばらくすると触ると花が崩れてしまう状態となり花弁の飛散が始まります。

シーズンは終わりを迎えているとはいえ、ギリギリまでタイミングを計り、花がらの剪定を行いました。

飛散を抑え剪定を終えることに成功。

飛散が気になる道路面の花がら切を終えると、肩の荷がひとつ下りたような気分があり、春の終わりを実感します。

庭の方は飛散しても困らないので、奥の庭からゆっくり進めて行きます。

ベッド仕立ての加工台

道路側作業の次に手を入れたい場所は、中庭(ヒルズガーデン)の加工台。

ベッド仕立てで加工台に誘引しているバラ(春モード)を、通常の加工台(作業モード)へ戻します。

作業車の車検が直ぐ(6月上旬)なこともあり、荷台の荷を置いておけるスペースを作るため割と急ぎで取り組みました。

加工台の上に流していた枝は奥の方へ避けてありますが、半年以上も仕立てたい場所(加工台の上)ではない場所にまとめられてしまうため、無理な流れから多からず枝に傷みが出てしまったり、欲しいと思うところで枝を増やせず、春に良い形を仕立て辛いことが春モードの難点です。

冬の誘引作業を終えた時点では、枝が少なく、ものたりない形になってしまうのではないかと覚悟していましたが、イメージしていたよりも雰囲気をつくれました。
》冬の誘引作業の様子はこちら

株周りの手入れ(追肥)

今季は芝生の中に生えてきた雑草を抜かないことにしているので、現在はこんな感じです。。
》芝生のようすはこちら

カナヘビさん

庭にはカナヘビが多く暮らしており、木の上でもよく見かけます。

清掃中には落ち葉や草の下に卵がたくさんありました。

道路側から取り掛かっている清掃は、奥の庭、中庭と手入れを終え、再びフロントガーデンへ。

手入れのし辛い場所(難所)

段差がありスペースの狭いベンチ周りは、小まめな手入れがし辛い難所のひとつ。

仕事の方の管理作業も再開しているので、アトリエの手入れは週末のみとなり、作業ペースはさらにゆっくりに。。

仕事はつつがなく取り組んでいますが、まだ絶好調とは言えないこともあり、週末作業は、午後から2.3時間くらいという日が多いです。

ベンチ周りの難所をクリアし、花後の手入れも残りわずかに。

後半にもなると清掃スキルが上がってくるので、開けた場所ならサクサクと進みます。

カエルのケビン

掘り出し物はないかな・・と、清掃作業が気になるケビン。

アプローチ周りの清掃と追肥

アプローチ周りの清掃が終わり、株周りの視認性が高まりました。

ここから先はシェード気味の空間になるので、雑草も少なく手早く終えています。

フロントガーデンの窓のある空間周りの清掃を終え、庭全体の手入れ(花後と追肥)が完了しました。

花後の作業を終え、バラの管理は夏から秋に掛けての手入れへ移ります。

ペース的には、やはりというか遅かったことで、カミキリムシの発生時期に入ってしまいました。。

やや後手に回ってはいますが、株周りの清掃はカミキリムシによる被害を最小限に抑える最大の備えでもあるので、ここからが真価の見せ所(幼虫には入られる前提です)取り逃すことなく対処して行きます。