アトリエの庭では、春から冬の作業までシーズンを通してバラと向き合い、より心地よいと感じる場所づくりを考えます。

夏から秋にかけての作業では、枝葉の手入れとカミキリムシ幼虫への対処が主な取り組みとなり、バラが調子を崩してしまわないよう心掛けます。
夏の手入れ

道路に面した場所にかかるバラは、シーズンを通して気にかけておく必要があり、成長速度の速いランブラーローズを植えているエントランスゲートと奥のフェンスは、他のバラよりも3倍ほど多く手を入れ整えています。

夏場は体力的に、週末のアトリエ作業までフルで取り組めるゆとりがないので、14時~16時と時短で取り組むようにしています。
カミキリムシ幼虫への対処

ランブラーローズの手入れを枝葉の状態に景観を整えるもの(そこまでは整えていませんが・・)とすると、カミキリムシ幼虫への対処は、バラの調子を落とされないようにするための取り組みに。
どちらも欠かせない夏場の作業ではありますが、重要度からいえばやはりこちら。
》カミキリムシ幼虫による食害への対処こちら
奥のフェンス

老朽化が進むフェンスの上部では、バラを支えるのが難しくなってきたので、補修することにしました。
バラと絡んでいるエクステリアの補修は、バラの誘引を解くこと、補修後に復旧(仮止め)を行うことの2工程が通常作業に加わります。
今は時間がないので(気も乗らない)ひとまず上部に誘引している枝を外して置くことに。

倉庫の上部に流している、つるアイスバーグの最も古い枝が枯れこんでいました。
ここ数年のようすから、そろそろかな・・という雰囲気は感じていましたが、夏場に限界を迎えてしまったようです。
枯れ枝は放置しておくと硬化してしまうので、手間が増える前に切り落とします。
害虫による奇襲(イラガ)

倉庫の前に脚立をたて、上部の枝に手を掛けたところ、足にトゲが刺さってしまったのか、ちょっと痛かったのでひとまず降りました・・。
小さなトゲが浅く刺さっているような感覚でしたが、それらしきものは見当たらず、脚立に戻ったところで再び刺さる・・

再び確認するも刺さっておらず、なにかおかしい・・。
もしかしたらと思い脚立に掛かる枝を裏返してみると、葉裏にイラガが付いていました。

しばらく前、イラガが群れていた葉に気が付き取り除いていましたが、逃していたみたいです。。
刺されると電気走るということで、イラガの通り名は電気虫。
初めて刺された感想ですが、電気というよりトゲですね。
太いトゲがぐさっと刺さった感じではなく、細めのトゲが浅く刺さったままの状態で、衣類にこすれて、あいたた・・となる感覚に近いかなと。
刺されたことはないと思っていましたが、この感じは前にもあったような気がしなくもない。。
枯れ枝の伐採

枯れてしまったアイスバーグの枝を、ひと通り伐採しました。

フェンスの塗料が付いているので、庭づくりを始めた初期の枝であることが伺えます。
ご苦労さまでした。

上部の枝に入れ替わり、休眠していた芽が動き始めていました。
イラガによる奇襲(再び)

工房の出入り口から部屋にあがったところ、左の腕にトゲが刺さってしまったような痛みが走る・・
出入り口にバラの枝は無く、記憶に新しいこの感覚・・ 振り返りオリーブの葉に目をやると、案の定、葉裏にイラガがいました。
テーブルの上にフンが落ちていたので、何かしらの虫が居るとは思っていましたが。。

カナヘビさんに、テーブルの清掃をお願いしました。
秋の手入れ

時短で取り組んで来た夏場の庭仕事。カミキリムシ幼虫への対処に時間を取られてしまい、枝の手入れはエントランスと奥のフェンス辺りくらいで、他の場所にはほとんど手を入れられませんでした。。
暑さが落ち着いてきたので、しばらくぶりに手を入れて回りたいと思います。
チュウレンジハバチによる奇襲


作業車に目をやるとチュウレンジバチのフンが・・ 居るのは分かっていましたが目がとどかないところで出し抜かれました。
水をかけたくらいでは落ちないだろうし、今は時間が無い(気も乗らない)ので、見なかったことに。
フロントフェンスのつるバラ

フロントフェンスに誘引している、つるアイスバーグ。
葉の多くを落としていますが、どちらかと言えば調子は上向いている感じかなと。
花を増やせない要因のひとつではありますが、カミキリムシ幼虫によるダメージを抑えることは出来てはいるので良しとしましょう。
