5月の下旬から回っている「花後の手入れ」は終盤に入ります。
夏の手入れは、7月~8月ごろに取り組みます。
バラへの追肥(お礼肥)
アナベルの奥に植わっているロサムリガニー。
バラに干渉する部分の枝を間引いて、株周りの清掃と施肥(お礼肥)を行いました。
枝を間引いたことで作業性が上がり、株周りの通気性も高まります。
日陰に植えられているバラの株に積もった落葉が腐葉土となり、腐葉土と重なり柔くなった樹皮を害する虫の誘引につながります。
また、株の視認性を高めることで、カミキリムシによる被害の早期発見(または駆除)の備えになります。
バラの株の近くに「ホスタ」や「アガパンサス」のように根を広げる植物を植えている場合には、施肥自体難しくなるケースがあるので、ある程度の距離を取られるとよいでしょう。
カミキリムシ 幼虫へ備え
昨季は、株周りからカミキリムシの幼虫(計3匹)を駆除しており、比較的大きな幼虫でしたが早い段階での対処にあたり、ダメージを引きずる様子もなく元気に育っています。
幼虫に空けられた穴は、2次被害防止(雨や土、虫などが入る)のため塗布剤を用いて穴をふさいでいます。※穴に流し込むというより入口のみをふさぐイメージです。
つるバラを誘引と風景づくり
こちらの裏庭は、エクステリア作業の施工順番待ちのため手を入れていない場所になります。どのていど風景を広げられるものか状況の確認を含め、伸ばしていた枝を取り回しワイヤーと誘引のみで倉庫周りをアレンジしています。
日照の少ない場所のように考えていましたが、冬の誘引作業時にも比較的長い日照時間を感じており、ご提供いただいた春の様子からも、雰囲気をつくれる場所であることが掴めました。
施工に取り掛かるのは少し先になりそうなので、鉢植えを含め、バラの植え込みを先行するプランになるかも知れません。
ピエール・ドゥ・ロンサール
ドームに誘引しているピエールドゥロンサール。前回の作業では見当たらなかった、カミキリムシによる枝の食害痕が数ヵ所で目に付きました。
枝の食害痕=バラへの産卵被害ではなく、道草を食っていただけのケースもあります。ここ数年の被害状況を考えると・・残念ながらそれはないと思われます。
前回の剪定作業時に動き出していた芽は、1mを超える枝へと成長しています。
バラの株にカミキリムシ
お昼休みから庭に戻り、ピエールドゥロンサールに目をやると・・株もと付近でカミキリムシの姿が目に入りました。枝葉に潜み気配が去るのを待っていたのでしょう。
逃げられない理由があるようなので、記録(被害位置のマーク)を残してから退場いただきました。
午後から気温が上がり、切らしてしまった飲料の買い出しに庭を出たところ、飛来して来たカミキリムシを捕獲しました。装備(ペットボトル)がなければ逃がしていたかもしれません。※出来ることならつかみたくないので。
シジュウカラのバードハウス
バードハウスで育ったシジュウカラのキッズたちは、バラの開花シーズン中に巣立っています。メゾン(13)は清掃を終え、定位置のハナミズキに戻します。
トッタリング・バイ・ジェントリー
アイアンのドーム前で咲く「アレゴリー」と「トッタリングバイジェントリー」アトリエの庭でも育てている、お気に入りの品種です。
ダム・ドゥ・シュノンソー
こちらは、パーゴラとフェンスに広がる「ダム ドゥ シュノンソー」花がらも多く残っており、状態の良さを伺えました。
昨季には、カミキリムシ幼虫を2~3匹ほど駆除していますが、ダメージを引きずることなく素敵に咲いてもらえました。庭の風景と同じく、記事に色(ご提供いただいた開花時季の写真)が加わると雰囲気が変わりますね。
次の作業は、夏の手入れ(7月~8月ごろ)となります。
- 翌日まで手入れに入りましたが、カミキリムシの捕獲は2匹にとどまりました。ですが、これでお終いということは無く、むしろこれからではないかと踏んでいます。