アトリエバラのある暮らし

バラを楽しむ庭づくり【春の風景観察】アトリエのローズガーデンより

春のバラを観察するなかで、より心地よい風景と庭づくりを考えます。

<strong>Season 2025</strong>
Season 2025

思い通りの風景をつくる事が出来なかった昨季から、育成に関わるいくつかの取り組みを見直し、つるバラがより立体的な形になるよう仕立てを変えて見ました。

バラと庭の風景観察

今季の観察ポイントは、育成の見直しによる花付き、立体的な形を組んだつるバラの雰囲気、植え増したサポートバラの様子、風景スポットの深まりなどでしょうか。

昨季の春は調子を上げる事の出来なかったバラが多く、花を見られなかったバラもあるので、新しく植え込んだ品種と合わせ雰囲気を楽しめたらと思います。

ローズガーデン(アトリエ)では、バラと庭の心地よく感じる空間を「風景スポット」としてピックアップし、シーズンごとの変化を観察しています。

1. オリビア・ローズ・オースチン

ローズガーデンの中では早咲きのイングリッシュローズ、オリビアローズオースチン。

品種ごとの写真を忘れないようにと。

工房前と窓周りのバラ

風景スポットのひとつ工房前と窓周りは、ステムの長いバラも多く良い写真が残せるかは天気次第に。

昨日は大雨となり、オリビアローズオースチンの最良の形は早くも無くなりましたが・・まだ咲いていないバラがほとんどなので、1週間後でなかった事に胸をなでおろしています。

工房窓側のサポートバラは植え増したばかりなので、少しでも咲いてくれれば良いかな、という雰囲気です。

日照環境の良いバラは固定されており、サポートバラの多くはやや厳しい場所に加わります。そのため花を見ないまま移籍となるケースも少なくありませんが、環境の良い新天地に移籍したバラは大喜びの大活躍です。

ウッドチップスでは、空間の風景となるバラ(メインローズ)の差し色であったり、一部の範囲や枝の足りない場所を補う目的として配置するバラを「サポートバラ」と呼んでいます。

2. キュー・ガーデン

イングリッシュローズのお気に入り、ヒルズガーデンに植わるキューガーデン。

3. オブ・ザ・ダーバービルズ

テスオブザダーバービルズは、枝によりステムの長さが1mを超えるため、花の重さに風や雨が加わると上の枝は高確率で倒れます。

ここ数年の気候だと、シーズン中に大雨があたらないとは考え難いので、倒れて来るものとして枝が折れないよう設定を組んでおり、さらに倒れて来た枝に調整を加えれば、冬の枝では仕立てられない雰囲気をつくれたりもします。

4. マダム・イザーク・ペレール

フロントガーデン(B)に植わり、パーゴラを介してヒルズガーデン(中庭)まで広く背景を担当している、マダムイサークぺレール。

ローズガーデンのシーズン風景は、それぞれの空間で主軸となる、つるバラの調子いかんに左右されると言っても過言ではないでしょう。

マダムイザークペレールの様子から、担当風景は期待出来そうです。

5. クラウン・プリンセス・マルガリータ

バラの調子は良さそうですが、ここしばらく僕の方がそうでもないためレポートが滞っています。。

フロントガーデンに植わるクラウンプリンセスマルガリータは、昨季の花後から大きく成長し、担当風景を2倍ほど広げています。

取り組みの見直しが良い形に現れている1本です。

6. トッタリング・バイ・ジェントリー

緑で深まる中庭のゲート横に植わる、一重咲きのトッタリングバイジェントリー。

7. ミステリューズ

日照的な影響もありステムが長く、形を保てるのは次の雨までかも知れません。

8. アレゴリー

お気に入りバラの1本、アレゴリーが咲いてきました。

9. 裏庭花壇の木立バラ

昨季は一日雨となり、意図した雰囲気からは大幅に変わってしまいました。

植え込み環境と品種の特性に合わせ、仕立てていない事も形を崩しやすい要因になっており、立て直しは難しいですが周りのバラも咲いて来たので、もうひと雨乗り越えてもらいたいところ。

花の広がるフロントガーデン

日照環境のよいフロントガーデンに花が増えて来ました。

満開予報は・・来週半ごろから後半あたりでしょうか。

10. 窓周りのジプシーボーイ

窓周りに枝を広げるジプシーボーイ。

本調子には届きませんが、背景としての雰囲気はつくれそうです。

11. アプリコットのイングリッシュローズ

葉が広がり花が咲き始め、雰囲気が見えて来たクラウンプリンセスマルガリータ。

なのですが、僕の腕では立体感を伝える事は難しいと思えてきました。。

エントランスゲートのつるバラ

花期の長いエントランスゲートのつるボニー。

調子を上げきれなかったアイスバーのサポートととして、担当範囲を広げています。

ヒルズガーデンのバラ

パーゴラに囲まれて花数の空間、ヒルズガーデン。

12. 一重咲きのイングリッシュローズ

シジュウカラの卵が孵ったようで、ぐるメゾンから小さな声が聞こえて来るようになり、楽しみが増えました。

13. 工房前のフレンチローズ

体調不良で観察時間が足りていないため、良いところを残せないバラが出て来そうです。

花が増えて来る来週までには復調したいところ。

良い季節に体調不良・・庭のバラと同様に自分の状態管理も見直さないとですね。。

フロントガーデンの観察

急性胃炎のためかなりまいっています。。

ここ二月ほど健康に良いとされる食材を取り入れようと、今まで食べていなかった物をあれこれと試していたのですが、なかにはアレルギー反応が出てしまったり、胃に負担が大きいものがあったりと何度か調子を崩していたところで、傷んでいた物(普通に牛乳)をうっかり飲んでしまった事が引き金になってしまったようです。。

病院に行き薬を頂いており、良くなって来ているような気はします。

今日はわりと調子が良く、朝の観察(今季初)午後は裏庭の芝を刈りと、夕方まで観察する事が出来ましたが、夕方から夜中まで動けない・・というように、まだまだ微妙な感ところです。

お腹減り過ぎで、完治したら何から食べようかばかり考えています。

フロントガーデンは、晴れの日なら7:00前後が記録しやすい時間帯になります。

バラが良い時季に入っているので、朝に動けるよう体調を整えて行く予定です。レポートは時間と体力にゆとりが出来たら再開したいと思います。

14. つるボニーとアイスバーグ

今日は痛んでいた時間も短く、ゆとりがあるのでレポートを少し。

フロントフェンスのメインローズ、つるボニーとつるアイスバーグ。

花はどちらも少なめかも知れません、残念ながら。。

15. ガーデンベンチとバードバス

花が増えて来た雨上がりのベンチ周りは、晴れの日の朝に観察してこその風景スポット。

16. ピンク サクリーナ

中庭のゲート前は、一重のバラを合わせています。

以前は鉢植えで育てており、再び向かい入れた(逆輸入薔薇)ピンクサクリーナ。

アトリエに植えていたバラが移籍となり、新天地ですくすくと育ち花を咲かせる姿を羨ましく眺め、再び迎え入れるバラを「逆輸入薔薇」と呼んでいます。

17. 中庭のメインローズ

緑の深まるヒルズガーデンは、花の多い空間に変わってきました。

シジュウカラベビーの声も日に日に大きくなっています。

雨で枝を下ろして来た、テスオブザダーバービルズ。

痛んできたのでこの辺で。。

18. レイニーブルー(朝活)

体調不良につき、今季初となる朝の風景観察(朝活)。

フロントガーデンの風景スポットには、すでに強い日が入り込んでおり正面の写真は残せませんでした。。

それでも貴重な時間帯には変わりないので、逆光にならない位置からパシャリ。

19. ラベンダードリーム

12Aゲートのミニアーチに枝をまわしていたバラを植え替えており、ラベンダードリームをひとまず誘引しています。

新しいバラもアーチまで届いてはいるので、形にはなりませんが花の雰囲気は見られそうです。

20. クイーン・オブ・スウェーデン

周りのバラが成長し囲まれる形になるなか、低い位置から立ち上り花を咲かせているクイーンオブスウェーデン。

少なくとも1.3mは立ち上げなければ埋もれてしまうので、やや高めからスタート(冬剪定の調整)させています。

日を浴びている時間帯は、花は多く活き活きとした雰囲気に見えますよね。

21. エントランスゲート

日の入っていないフロントのフェンス側へ。

エントランスゲートからフェンスに掛けては、明るい曇りの日を除くと朝と夕方前ごろが記録し易い時間帯です。

フロントガーデン(朝と夕方)

花の増えて来たフロントガーデン。

日が通り抜けた夕方ごろも花写りの良い時間帯です。

22. ダーシー・バッセル

ロゼット咲きのイングリッシュローズ、ダーシーバッセル。

23. テス・オブ・ザ・ダーバービルズ

パーゴラに枝を広げるテスオブザダーバービルズは、花の重みと雨を受け枝を下げ、資材置き場はバラに包まれました。

朝の風景観察は、昇って来る日を先回りする流れで奥の庭から開始するのが良いのですが、体力にゆとりがなかったので花の多いフロントガーデンに絞り、この日は奥の庭には行けていません。。

※現在はかなり回復しており、おかゆ生活(3週間)から、ようやく卒業できそうです。

24. プリンセス・アレキサンドラ・オブ・ケント

前日よりも30分早い、6:30から朝活(朝の風景観察)を開始。

久しぶりの裏庭へ。雨の降るタイミングが良くなかったので、傷んでいたり終わりに近いバラが多かったりで残念。

どのみち動けなかったので、心なし何時もより悔しくない気が。。

25. プリンセス・アン

倉庫前に植えているプリンセスアン。

日照時間の短い裏庭のなかで、今季は良く咲いています。

26. ロイヤル・ジュビリー

ロイヤルジュビリーは裏庭でも良く咲いてくれるので、もう少し良い場所で育てて見たいところ。

裏庭のなかでは日当たりの良い場所なので、ここよりもとなるとフロントガーデン一択になりますが、飽和ぎみ(色合い含む)なので難しそうです。

工房前とバラの空間

咲き始めの早かったミステリューズが頑張っており、後続のクリスティアーナも咲いてきました。

花期のタイミングが合わずバランスが良くありませんが、取り組みの成果は感じられるので、ひとまずは良しという事に。

27. パーゴラのモーゼラ

本調子とは言えないまでも調子を戻してくれた、ヒルズガーデンのモーゼラ。

中庭の風景スポットより。

バラを感じる風景スポット

フロントガーデンの風景スポット、ベンチ前。

日が差し込んでくる時間に間に合い、正面からパシャリ。

冬作業時に作り替えたアーチやフェンスは、すっかりバラに取り込まれ、深まりを感じる雰囲気に。

冬の誘引を終えたところのイメージより、多くの花を咲かせてくれました。

28. フロントフェンスのつるバラ

年々樹勢を落としている、フロントフェンスの軸にあたる、つるアイスバーグ(最古参バラの1本)。

サポートとして植え込んだアイスバーグ(2代目)の成長より、初代の落ち込み具合が早いため花は少なめですが、単体で見れば、まずまず咲いてくれています。

29. フェンス裏のアーチ

アイスバーグが咲くフロントフェンスの裏側ににあたる空間は、シェードなので花が少なく記録もあまりしていませんが、ほかの空間とはまた違う雰囲気を感じられます。

もう少し花を増やせるよう見直して見ようと思います。

30. 窓周りのジプシーボーイ

昨季もっとも風景を欠いてしまった窓周り担当のジプシーボーイ。

開花前に何度か調整を加え、なんとか形にすることが出来ました。開花には間に合いませんでしたが現在も活性しており、落とした調子を戻している様子を感じます。

僕の方も体調が戻ってきたので、仕事復帰に向けて慣らし作業を始めました。

中庭のメインローズ

花期の長い中庭のメインローズ、テスオブザダーバービルズが花の多い時間に入りました。

横から写すとボリュームが伝わるのですが、低い枝を潜ったり段差を上がったりしないと回り込めないため、残念ながら。。

31. つるバラのモーゼラ

もうひと株のメインローズ、モーゼラも良い時間に入っています。

差し込んで来る日をよけ、明るい雰囲気に写せる時間帯は、6時前の数分と短いため、鑑賞と観察は後へ回しひとまずは手早く記録し、次のスポット(フロントガーデン)に移ります。

裏庭はさらに早い時間帯なので動き回れないと厳しいので、朝活はフロントガーデンとヒルズガーデンに絞っています。

32. フェリシア(グルメローズ)

ぐるメゾンで子育て中のシジュウカラ。

巣をつくる前から仲良くしていたので、近くで作業をしていても気にせず出入りしています。

日当たりの良いフロントガーデン

パーゴラや薔薇で日差しをよけ、数分の間に記録しまくります。

バラの少ない窓周りも、来季には良い雰囲気をつくれそうな気がします。

33. マダム・イザーク・プレール

フロントガーデン(B)のメインローズ、マダムイザークプレール。

ローズガーデン(フロント)

駐車場から車を動かせば、バラの広がるローズガーデンに。

バラの風景は天候による影響を受けやすいので、満開より前であっても最終日さながらに記録して置くと良いですよ。

風景スポットの写りの良い時間帯を見つけて置くのもポイント。

日差しがパーゴラを越えてきたところで車を戻し、ペースを落として観察を楽しみます。

昨日から作業を再開しており(仕事の方の)、通常通りの手入れをこなせました。本調子まではもう少し掛かりそうですが、ひとまずは復調という事に。

裏庭(シークレットガーデン)

工房前の花壇で大きな花を咲かせている、プリンセスアレキサンドラオブケント。

まずまず咲いていますが、徒長した茎では翌日の雨を凌ぐことは出来ませんでした。。

朝活を含めタイミングを合わせるのが難しい裏庭より。

34. プリンセス・アン

花の少ない窓周りに目が向かないよう、プリンセスアンの陰からパシャリ。

工房前の風景スポットより。

体調が悪かった事で朝活は出来ませんでしたが、ポテンシャルを感じられたので良しとしましょう。

35. ロイヤル・ジュビリー

工房前と奥の庭との境に植わる、ロイヤルジュビリー。

アトリエでもっとも低日照な場所にあたる奥の花壇でも変化が見られ、色のある雰囲気を感じられました。

庭のバラと小さな家

取り組みによる変化が良くない方に現れてしまった、小さな家のパーゴラ周り。

目を細めながらパシャリ。

これまで良く咲いてくれていたグループの薔薇が調子を落としてしまい、そうではないグループの薔薇が花を増やしてくれている・・

思い当たる節はあるので、データとして取り組みの見直しに。

36. バーガンディ アイスバーグ

小さな家のテラス前に加わった、バーガンディアイスバーグ。

新旧咲きのクレマチスは、久しぶりに見る良い反応。

日当たりの良いフロントガーデンとは異なり、思うような風景をつくるのが難しい裏庭ですが、良くも悪くも取り組みによる変化を見てとれるので、その辺りの見直しとバランスを図る設定を組めれば、来季は良い方向に傾けられるかも知れませんね。

エントランスゲートのつる薔薇

エントランスゲートのつるボニー。

花は多くありませんが、枝のバランスを整える事は出来ました。

つるボニーと枝を重ねる、フロントフェンスのつるアイスバーグ。

花が多く見える角度からパシャリ。

フロントガーデンの良い時間

普段の視点よりも高い位置から眺め、より深まりを感じられるフロントガーデン。

空間の中で調子を上げているバラがあれば、調子を落としてしまったバラがあり、植え替えたばかりで花の少ないバラがあったり、シーズンごとの状態に合わせて流れをつくり、風景の欠けをつくらないよう意識しています。

37. 窓周り(風景スポット)

ながらく風景を欠いてしまっている窓周りでは・・

植え込んだばかりで花数は少ないものの、差し色として加わった、ロサオリエンティスのバラに良い印象を受けました。

こちらは、イメージした雰囲気に寄せる事が出来た風景スポット。

細かな設定ほど条件が整わないと形にする事が難く、フロントガーデンよりも中庭、中庭よりも裏庭とハードルが上がります。

ヒルズガーデンの良い時間

普段の視点よりも高い位置(バードアイ)から眺め、より深まりを感じられるヒルズガーデン。

庭に出られなかった事もあり、三脚を立て「ぐるメゾン」を記録しており、後半の記録はまだ確認していませんが・・

良いところの動画が撮れているんじゃないかと、楽しみにしています。

38. シジュウカラの目線より

今日は巣立ったキッズたちが遊びに来ており、中庭の散策を楽しんでいる声が聞こえてきました。

裏庭のバラと小さな家

体調はすっかり回復し、天気が良いので花後の手入れ(仕事の方)は順調に進んでいます。

仕事の方はそろそろ終盤に入りますが、アトリエの方は週末の午後からゆるく進めているので、もうしばらく掛かりそうです。

仕事に体力気力を削られ、少し開いてしまいましたが、レポートの残りを上げて行きます。

風景と体調を整える事が出来ず、シーズン中に座る事のなかったテラスデッキのガーデンチェア。

今季形をつくれなかった場所のいくつかは、品種にとっての環境が適所ではなかった事になり、この枝振りで咲いてもらえないなら・・と、見切り(植え替えまたは移籍)を付けなければと思えるバラが何本かありました。

グラハムトーマスの不調は僕が原因なので除きます。。

39. 来季に向けての改善点

日照が足りていないテラス前の芝生は残念な状態に。

芝生を張り替えれば、余力でワンシーズンはしのげますが、根本から見直すのなら・・花壇スペースを拡張し、ステップにレンガを合わせて見る。でしょうか。

足周りの木立薔薇は詰まり気味に植わっているので、花壇の広がりはバラにとっても良策なので、面白いかも。

窓周りのバラと工房前

奥のフェンスが劣化しており、そろそろ手を入れないと、という状態に。

アトリエ問題もあるので作り替えは選択肢に入れ難く、おそらくは補強になると思いますが・・どちらにしろ楽ではない事だけは確か。

窓周りに植え込んだサポートバラ。1本は固定となり、もう1本は植え替え(または移籍)日照不足で枯れ込みを感じて来たもう1本は、救済のため週末にも鉢上げの予定。

形にならない遠回りはデータにはなりますが、そろそろ空間として楽しみたいなと。

40. ヒルズガーデンとバードハウス

シジュウカラがぐるメゾンから眺める庭の風景は、こんな感じ。

先日もお話しましたが、まだ確認していない(ぐるメゾンの動画)メモリーカードが4枚あるので、大当たり(巣立ち)は無いとしても、もしかするかもと片隅で期待しています。

ヒルズガーデンで咲いてくれたバラは、花も多くイメージに寄せる事が出来ました。

足周りのバラは定着率が浅いものも多いので、ここからの成長に期待ですね。

41. ガーデンアーチとアプローチ

フロントガーデンの風景スポット、花の多いアーチ周り。

ゲートを潜りアプローチを進むと、エントランスにつながります。

42. アニエス・シリジェル

前方のフェンスで花を咲かせるアニエスシリジェルに、後方で立体的な設定を組んでいるクラウンプリンセスマルガリータ。

年々変わる設定により、埋もれまいと背丈を伸ばすクイーンオブスウェーデン。

思うほど見てとれなかったのは残念ですが、設定も悪くはなかったと思います。

43. フロントのシェードガーデン

クラウンプリンセスマルガリータのアーチを抜け、フロントフェンスの裏手にあたるシェードガーデンへ。

シェード要素の多い場所なので難しさはありますが、打つ手もあるので今後に期待。

シェードガーデンを抜けたところのエントランスゲート。

写真では見切れていますが、つるボニーは左にもそこそこ枝を広げています。

ガーデンベンチとバードバス

風景スポットのベンチ前は、日当たりの良い場所だけに花も多く明るい雰囲気に映ります。

無理をしてでも記録して置いて良かったなと、しみじみ。

ベンチ周りは花が多く風景を楽しめる場所ですが、植え替えをしたばかりの窓周り、形をつくり難いベンチ裏の花壇、新設したオベリスクなど、深まる余地をまだまだ残している空間です。

シーズン終盤の風景より

道路側フェンスのアイスバーグは、花弁の飛散予防のためもっとも早くシーズン終了を迎えます。

花弁の小さなバラは飛散した後の処理により手間が掛かるので、エントランスゲートのつるバラは、もう少し眺め(色の抜けるところまで)タイミングを見誤らないように剪定します。

花びらで埋もれたアプローチは綺麗ですが、このまま歩くと滑るので雨が降る前に清掃。

担当バラの決まっていないオベリスク(新設)は、周りのバラから枝を借りて骨組みを風景に馴染ませました。

担当はストックしているバラから見繕うか、取り寄せて新規に合わせるか。

空間ごとにつくることの出来る風景を探っているため、傷んでいるバラの割合が多くなったところでシーズンに区切りを付けています。

作業の手間を増やさないよう早めに手を入れるエントランス周りから、庭のなかで動きを取りやすいようアーチやアプローチの開口部を整え、資材置き場と加工台を空ける作業に進みます。

干渉しない場所のバラは、急がないので週末に少しずつ整えます。

体調的に花の良い時間は短時間の記録で目いっぱいでしたが、終盤ころにはベンチで一息つけるくらいのゆとりを持てました。

まとまりを感じられるようになってきたヒルズガーデン。

来季はゆっくり楽しみたいものです。

ぐるメゾンを記録していたメモリーカード、ぱっと目を通したところ・・

大当たり(巣立ち)は映って無さそうでしたが、キッズが顔を覗かせ庭を眺めていたり、親鳥が巣立ちを促しバタバタと惜しいシーンを楽しめました。

終盤まで観察の手が回らなかった裏庭ですが、良い時間に眺めることが出来ていたら、印象も違っていたかも知れませんね。

アトリエの中では最も遅咲きにあたる安曇野は、春咲きバラの花後剪定をひと通り終えた頃に満開を迎えるシーズンもあるので、今季は開花時季の開きが少ないシーズンだったと思います。

アトリエは週末作業に切り替わり、株周りの清掃(施肥)を裏庭から始めたところ、産卵中と思われるカミキリムシを捕獲しました。

昨季と同じタイミングで、最初の1本も同じバラと来ました。。

成虫には出し抜かれてしまいますが、急ぎ株周りの清掃(施肥)に取り組み、視認性を高め、幼虫の早期発見に備えたいと思います。

バラの庭と春の風景観察

本日は仕事先の庭で、カミキリムシの孵化したばかりの小さな幼虫を2匹捕獲しました。

アトリエの手入(花後)も週末には完了しそうなので、カミキリムシ幼虫への対処など、夏の管理に気持ちを切り替えたいところ。

良かった時間をまとめたレポートにて、春の風景観察を締めくくりたいと思います。

エントランスの薔薇(フロント)より

エントランスゲートのつるボニー。

道路に面する場所に位置するバラは、満開の後がもっとも気が抜けない時間になり、花弁を飛散させることなく、気持ちよくシーズンを締めくくる事が出来ました。

フロントフェンス担当(最古株のつるアイスバーグ)バラの調子を今季も読み切れず、枝振りのバランスを崩してしまいました。

後任にあたるアイスバーグの枝が増えているので、次回は良い枝を前面に押し出し形を組めればと。

日照的に難しいフロントフェンス裏側は、緑が馴染んでくれたら良しです。

フロントガーデンより

フロントガーデンのメイン空間は、まずまず形に出来たと思います。

窓周りは今季も形をつくれませんでしたが、植え込んだピンクのバラが固定出来そうなので、来季には良い時間が訪れるかも知れません。

ベンチ周りもまずまず設定通りの雰囲気に。

形にすることの出来なかった裏の花壇は、来季の課題として引き続き取り組みます。

エントランスゲートからベンチ前まで、彩り豊かなバラの広がる空間に。

日照のやや落ちる右側フェンスのバラに新設のオベリスク、ベンチ後ろの花壇など、形に出来ていない場所もまだ残しているので、さらなる深まりに期待です。

小鳥たちのガーデン(中庭)より

ぐるめな小鳥たちの庭(ぐるめヒルズガーデン)。

バードハウス(ぐるメゾン)は風景に溶け込み、資材置き場に加工台は春モードの仕立てで上手く馴染ませることが出来ました。

春モードの設定はそこまで難しくないのですが、作業モードに戻したところ、冬作業までの半年は枝を避けて置かないと行けないので取り回しが難しめです。

花付きの良いパーゴラ上部と比べ、日照が少ない足回りのバラは多くの花を付けていませんが、少ないながらも色合いを楽しめています。

あまり写さない扉側からの眺め。春モードの仕立てで資材置き場に加工台ほか色々と隠しています。

今回は体力的に諦めましたが、加工台前のアーチを潜ると観察用の台があり、3mほどの高さからガーデンを見渡す記録(バードアイ)が残せます。

シジュウカラのぐるメゾン3号館。

春に巣立ったキッズたちは、たまに遊びに来ています。

工房前(裏庭)より

工房前(裏庭)には足を運ぶ回数が少なく、花の良い時間で出られていなかったのか、良い時間そのものが存在しなかったのか、判断材料が少ないので微妙なところではありますが、期待を込め前面に押し出したバラの花付きを読み切れず、見込みを外してしまった箇所がある事は否めません。

良くも悪くも多くの変化を見てとれるシーズンではありました。

庭の奥にある小さな家より

品種ごとの開花時期がばらけてしまい、良い時間がいつだったのか分かりませんが、右側の花壇は例年よりも花が多かったかも知れません。

経年劣化により手を付けないと危うい状態のフェンスですが、リメイク(簡易な)をイメージ出来たので冬作業までに取り組めそうです。

裏庭の奥に位置する小さな家にはあまり足を運べず、良い時間の観察が出来ませんでした。

とはいえ、期待値を上回っていたという雰囲気でもなさそうなので、次回に期待ですね。

裏庭の良い時間を観察できなかった理由として考えられるのは、体調的な理由を除き・・

品種ごとの開花時期に差が出てしまったこと、花が良くなりそうなタイミングで大雨にあたってしまったこと、取り組みが良くない方の結果として現れてしまった事が考えられます。

上の写真ですが、花が何割か多く残っていたら印象はだいぶ変わりそうなので、風景となる一歩手前でタイミングが合わなかったのかな、という事にしておきましょう。

取り組みに関しては、株の状態や品種ごとの特性、植え込み環境などにより結果の異なる部分が有るので、ざっくりとしか書かないようにしていますが、良くも悪くも現れる変化に焦点を当てて行き、観察を楽しめる雰囲気に変えて行ければと思います。

追記
シーズン中に崩してしまった体調(胃炎)は、完全に戻っており以前よりも良いくらいです。

引きこもりのお供として買い込んでいたお菓子の山。食欲はあるのにほとんど食事をとれなかった3週間。。目の前にあるお宝に手を付ける事の出来ない時間を乗り越えたせいか、これまでは抑える事の難しかった甘いものを食べたいと思う欲求が不思議なほどに無くなりました。

さらには復調したらと作れそうなレシピを色々と見ていた事もあって、お弁当まで作るようになりました(笑)

夏場の外仕事はちょっとした無理が体調に影響してしまうので、頑張り過ぎずやらかさないよう注意し、取り組んで行きたいと思います。