庭づくり

フェンスの塗り替えとバラの誘引【カミキリムシ幼虫への対処】横浜市青葉区の庭へ

傷みの出てきたウッドフェンスの塗り替えとバラの誘引作業を行いました。

<strong>Season 2025</strong>
Season 2025

塗り替えや補修などのエクステリア作業は、7月~10月ごろの取組みになります。

フェンスの補修と塗り替え作業

バラの手入れでお伺いしている、横浜市青葉区のガーデンへ。

秋の管理に合わせ、傷みの出てきたウッドフェンス(約4m)の塗り替え作業にあたります。

先日行ったフェンスの塗り替え(約30m)と比べると、バラの絡みも少なくスムーズに進められました。

ハードウッドの笠木

フェンスの設置が2014年の11月なので、ちょうど11年を迎えたところ。

劣化の進んでいたハードウッド(セラガンバツ)の笠木を外しました。

先日作業を終えた、30mのフェンスでも笠木(同材)を交換しているので、同様の使い方(無垢での使用)なら10年前後が見直しの目安になりそうです。

ヤスリ掛けからの下塗り

バラの枝をフェンスから離し、誘引のために流していたワイヤーを外しました。

フェンス全体にヤスリをかけたら、下塗り(シーラー)を塗布し、乾燥待ちつつお昼へ。

午後からは、仕上げ(オフホワイト)の塗料を塗布して行きます。

お役目を全うした笠木のおかげで天場の傷みもなく、滞りなく塗り替え作業が完了しました。

誘引用ワイヤーの張り直しと、天場板(笠木)の取り付けは、後日の予定に。

フランソワ・ジュランビルの株元より

フェンス塗り替え作業に合わせて、バラの株周りに目を通して回ると・・

3本のバラから、カミキリムシ幼虫による食害を受けている様子が伺えました。

幼虫による食害跡(木屑)を崩さないように、被害の状態を確認。

付近の下草や雑草を除けて、処置にあたるためのスペースを確保します。

夏の管理では被害の痕跡が見当たらず、調子を上げつつあるところだったので悔しいダメージ。。

それでも空きは2月ほどなので、まだまだ食い止めることが出来たといえる範囲でしょう。

食害の痕跡を探って居場所を特定、薬散(スプレー)にて処置を行いました。

沈黙を確認したのちペーストにて穴を埋めました。※フェンスの資材が用意出来るまで日が空いています。

ボビージェームスの株元より

途切れることなくカミキリムシの被害を受けており、その都度対処はしているものの回復が追いつかず、ダメージの蓄積が感じられるボビージェームス。

株の半分に朽ちが見受けられ、枯れ込みへ向かうかも・・というお話を数年前からさせていただいておりますが、復調の兆しを見せてもいるので、今は天秤で揺られているようなところでしょうか。

株の状態により、支えることの出来る枝の総量が変わってくるので、調子を落としてくるようであれば状態を見ながら調整します。

調子はあがらずも現状維持で春を迎えられますように。

アルベリック・バルビエの株元より

こちらの庭で、もっともカミキリムシ幼虫による被害を受けてきたアルベリックバルビエ。

株の裏側で処置の難しい位置でしたが、なんとか居場所を特定し、薬散(スプレー)にて処置を行いました。

軽微な被害で抑えることが出来たので、影響を受けるほどのダメージにはつながらないと思われます。

アルベリックバルビエの株は、幼虫に削られてはカルスで盛り付けられて立派な大株に。耐久力だけでなく防御力も高そうな雰囲気。

フェンスの仕上げとバラの誘引

秋の手入れからバラの冬作業へ。

冬作業のご予定に合わせ、フェンスの天場に笠木を取り付け、ワイヤーを張り直しました。

ワイヤーにバラを誘引し、塗り替えを終えたフェンスの冬作業が完了しました。

10月ごろまでとしているエクステリア作業の期間は過ぎていますが、冬作業としての日程から融通を利かせているので、多少の作業はありとしています。

次回の冬作業は来年2月ごろのご予定に。

造園とエクステリア作業

夏から秋に掛けて(7月~10月ごろ)取り組んでいる造園・エクステリア作業には、ご予定出来る作業数に限りがございます。

また、ご相談をお受けする時季やご予約の状況により、お待ちいただく場合がございます。

造園(エクステリア)作業のご相談は、対応時季(7月~10月ごろ)に限らずお受けしていますので、ゆとりをお持ちの上お問い合わせください。