アトリエバラの冬作業

バラの冬剪定と誘引作業【春の風景づくり】アトリエの庭より

アトリエの庭では、シーズンを通してバラと向き合い、より心地よく思える感じる場所づくりを考えます。

<strong>Season 2026</strong>
Season 2026

冬の作業では立体感のある仕立てを意識し、空間ごとの雰囲気を深めて行けるよう取り組みます。

冬作業へ取り組む前に

昨季の冬作業は、アトリエ老朽化問題に頭を悩ませ(解決しないので棚上げ)楽しめるはずだった春の時間は、体調不良(胃腸炎)のため満足に動けずと残念な形でシーズンを終えてしまいました。。

気持ちを新たに、花後の管理から取り組みの見直しに着手し、夏から秋に掛けての管理ではカミキリムシ幼虫による被害を少なく抑え、芝生は・・あれですが、バラの状態管理としては一定の成果を出せたのではないかと感じています。

今季の冬作業では、シーズンを通してバラと庭に向き合うなかで得ることの出来た、新たな視点と気付きを取り入れ、昨季の良かった部分では一層の深まりを意識し、そうでもなかった部分にも踏み込んで行き、より心地よく思える場所づくりをめざします。

今季シーズンもどうぞよろしく。

フェンスの復旧作業

夏から秋の手入れは、午後の2.3時間のみと時短で取り組んでいましたが、冬作業からは1日作業(仕事と同じ)として取り組んで行きます。

まずは、奥の庭のフェンス復旧作業から冬作業を開始。

11月に先行作業として、大きな傷みが出ていたフェンス上部の板と立ち上げ設定となるアングルを外しています。

天上部の取り外しフェンスに目を通したところ、全体的に傷みの深い箇所が多くあり、横板や柱は近いうちに交換する必要がありそうです。。

という状況もあり、やや簡易な設定となりますがスチールパイプを取り入れ、バラを誘引できる形をつくります。

設置前に枝の少ない場所で手順をシミレーションしておき、枝が絡み合う右奥の難所からスチール柱の固定を開始。

スチールパイプのフェンス

たての柱として4本に横のパイプ1本を加えて完成。横はもう1本あっても良かったかも・・

簡易な固定になりますが、フェンスが壊れさえしなければ(現状は危うい)バラを誘引しての負荷には十分耐えうる設定です。

気になる点をあげるとすれば、フェンス上部を内側に倒すことで花が庭の中へ落ちるような設定を組んでいたので、立ち上がったことにより日照的に花は増えると思いますが道路側へ落ちる分もかなり増えると思うので、その辺りの対処は増えるでしょうね。

フェンス板と柱は遠くないうちに交換することになりそうなので、横のパイプはもちろん柱を内側に曲げるというのも可能なので、ひとまずは春の様子を見てから考えてみます。

フェンスからハウスに掛けての誘引

ハウス上部に取り付けている、立ち上げ設定となるアングルを整え、枝の誘引作開始。

継ぎ足し感のあるハウスの上部ですが、こちらも経年劣化が進んでおり、手直しにんれば少しは減らせると思います。

最古参のつるバラ(アイスバーグ)

秋には古枝の枯れ込みも見られた、最古参のつるバラ(アイスバーグ)ですが、そこそこには樹勢の良さ感じる枝を増やしており、ハウスに誘引した枝だけみても、昨季よりも良い感触を得ています。

奥のフェンスにおおむね枝を誘引し、枝の量はやや少なめで細枝が軸になりますが、古枝の更新も行っており、春には調子は上げてくれるでしょう。

細かな部分と短めのバラは後ほど仕立てるとして、次の作業へ進みます。

木立性バラの植え替え

不完全燃焼で終えてしまった昨季の反動なのか、今季作業はより一歩踏み込むことに決めました。

新しく加えたいバラとの色合わせにより、花壇の木立性バラをおおむね植え替えることに。

卓上での組み替えでは、植え替え候補(または移籍)から外れなかった、バーガンディーアイスバーグ(昨季植え込み)でしたが、しっかりと根を張っていたので動かさないことに。

少しでも日照環境のプラスになればと、木立性バラの植え込み位置をより手前にしてみます。

掘り上げたバラの移植先となる花壇でも入れ替えが必要になるので、結構な数を植え替えることになりそうです。。

フロントガーデン(窓周り)

奥のフェンスで肩を慣らし、フロントガーデン(窓周)の作業へ。

空間の入り口となるアーチは低く、大きく広がるバラに対して作業スペースが狭まいので、難易度のやや高い場所になります。

樹勢の良さを感じる新しい枝が景観を乱しており、季節管理の成果が形に。

アトリエでは道路に面する場所をのぞき、景観はあまり意識しておらず、新しく出てきてくれた良い枝の成長を妨げてしまわないよう、方向を定めるくらいでまとめています。

葉と小枝とカイガラムシ落としから、ジプシーボーイの手入れを開始。

葉や小枝を落としながら誘引を解いて行き、枝がフリーになるところで枝裏のカイガラムシを逃さず落とします。

樹勢の良い枝が良い場所で使えるように入れ替えて行き、方向が定まった枝から誘引して行きます。

ジプシーボーイの誘引

風景の抜けをつくらないよう意識し、遠くまで伸ばす上部の枝から流れを決めて行きます。

上部と奥の枝がおおむねまとまり、下回りの枝を振り分けて行きます。

動きやすくなってきたので、足元回りを一旦清掃。。

植え込み位置と仕立ての方向により、枝の重なってしまう箇所が出来てしまい、見る位置によっては渋滞しているように見えますが(実際している)遠くで花をつける目的の枝と付近で咲かせたい枝の重なりなので、ぼくの基準ではやや多めの設定という形でクリアです。

調子を落としてしまい写真に収めるのも躊躇した前々回のシーズンから、持ち直しを見せてくれた昨季の状態ではまだまだ物足りなく、風景スポットから外れてしまった2年間・・。

ジプシーボーイの誘引を終えたところ、まずまずの手応えを感じており、風景スポットへの返り咲きに期待です。

フランシス バーネットの誘引

奥の面(窓側)へも枝を流しているジプシーボーイですが、こちら側も質の良い枝とまずまずの量を誘引することが出来ました。

まだまだ枝の少ない、フランシスバーネット(昨季植え込み)を窓周りへ誘引。

窓の下の古枝は、支柱として利用している枯れ枝。

なかなか形をつくることが出来ない場所ですが、風景スポットに届くポテンシャルを感じる場所でもあるので、これからの変化に期待です。

フロントガーデン(パーゴラ)

フロントガーデン左右の空間(窓側とベンチ側)をつなぐ中央のパーゴラへ。

バラの枝もそこそこには暴れていますが、足場の確保が難しい場所なので、作業の難易度が上がります。

マダム・イザーク・プレールの誘引

葉と小枝とカイガラムシをある程度落とし、マダムイザークペレールの誘引作業を開始。

パーゴラ裏面の作業は、丁度の高さになる3段の脚立を使用。他の場所ではフィットしないので、ほぼ専属。

加工台から左奥の空間は、枝が込み入り足元の傾斜も強いため、脚立の出し入れだけで時間を取ってしまうので、ひとまず保留としておき、別空間(中庭)の作業に合わせて行います。

葉と小枝を落としながら誘引を解いて行き、枝がフリーになりました。

解した枝はパーゴラ全体に行き渡るように意識し、方向が定まった枝から誘引して行きます。

立ち上げ設定をとなるアングルは、格好の良いものではありませんが、春の雰囲気をつくることを優先にしている庭なのでお気になさらず。

作業効率を上げる脚立の配置

脚が伸縮する3脚と軽量の1脚を配置し、パーゴラ表面の枝を仕立てて行きます。

先行作業で花壇に植えていたバラを移植していたので、脚立をたてるスペースが生まれ、効率よく作業を進められました。わりと苦労していた場所だったので、このまま空けて置くことにしようかな。。

どこの場所でもそうですが、脚立をたてる際にはバラを傷めてしまわない気を配り、手の届く範囲を仕立て終えるまでは極力動かさず、通路を塞いでいる脚立を乗り越えて休憩に。

行き来のついでに配置を記録。

風景スポットのバラ

照明の下あたりに植わっているレイニーブルー。

カミキリムシ幼虫による食害のダメージが抜けておらず(秋ごろに処置)樹勢はやや下降気味・・

ベンチ周りの軸となるバラなので復調に期待。

枝がそこまで多くないので、後ほど手の空いたところで仕立てます。

パーゴラ裏面の奥を残していますが、マダムイザークペレールの誘引作業が完了しました。

脚立を出し渋っていれば、作業時間は倍ほどになっていたかも知れません。

マダムイザークペレールは、カミキリムシ幼虫による食害のダメージが抜けてきたようで(一昨年の夏に中程度の被害)調子の上向きを感じられました。

フロントガーデン(フェンス)

足場の安定しないパーゴラ周りの空間を抜けて一息、道路に面したフロントフェンスの作業へ。

暗くなるまで少し時間があったので、誘引は解かず小枝の剪定を進めて置くことに。

ハツユキカズラの刈り込み

つるバラの誘引を始める前に、生垣バリカンを使ってフェンスを往復。

足元をカバーしている、ハツユキカズラを刈り込みました。

つるアイスバーグの誘引

残りの小枝を落としながら、ばっさり来ない程度に枝の誘引を外したところ。

ここからは、枝を解しながら誘引を進めて行きます。道路に面しているので一気に。

もう一息で終わるかなというところ、集中力が切れたので(風が強くて)終了。

ハツユキカズラの刈り込みを後にしていれば終わっていたかも・・とは思いますが、まだ追い込まれる時季でもないので、道草を食いながら進めています。

細枝の活用

フロントフェンスに枝を広げている、つるアイスバーグは、ここ数年は調子を上げられず(どちらかと言えば下降気味)細枝を活用しつつ、なんとか形にしてきました・・

が、剪定できる細枝が例年よりも増えており、活用した細枝も一回り太くなっているなど、調子の上向きを感じられました。

同じ量の枝なら、細枝で形をつくろうよりも良い枝が多いほどスムーズに進みます。

つるアイスバーグをおおむね仕立て、フェンスにつながるエントランスゲートへ。

エントランスゲート

夏から秋に掛け、カミキリムシ幼虫を3匹ほど駆除しており(中程度の被害も)調子を落としてしまうのではないかと気にしていたランブラーローズ(つるボニー)ですが、そこそこには良い枝を増やしてくれました。

カミキリムシ幼虫による被害と対処

冬作業までに対処してきた、カミキリムシ幼虫による被害と対処の記録はこちら。

バラの冬作業 2026 Season レポートは、作業が完了する3月ごろまで、こちらのページに追加して行きます。

バラの冬作業について

限られた期間で取り組むバラの冬作業は、スケジュールの調整が難しく、天候の影響により日程に変更を生じてしまうケースが少なくありません。

そのため、お急ぎとされる急なご相談、ご希望日(作業可能な日)が少ないなどの場合には、対応をご予定出来ないことがございます。

冬作業のご相談は、対応時季(11月~3月ごろ)に限らずお受けしていますので、ゆとりをお持ちの上お問い合わせください。